蛇口やシャワーの水圧が弱い場合

蛇口やシャワーの水圧が弱くて気になること、ありませんか？

複数の理由が考えられますので、チェックしてみましょう。

近年の高層建築では、高層階だから水圧が弱いということはありません。
水圧が弱い上層階は、ポンプで加圧されています。

蛇口の場合には、配水管の壁から出ている部分に止水栓がついています。

その止水栓が全開になっていないこともあり、レバーの位置を確認。
水流を確認しながら、レバーの位置を調整しましょう。

ユニット全体の水圧が弱い時には、念のためにエレベーターホールにある元栓を確認。
特定のバスルームなどの場合には、屋根裏の止水栓も確認。
何かしらの事情でバルブが絞られていないか？見てみましょう。

蛇口やシャワーのフィルターを確認してみましょう。

外さなくとも、汚れが目立つ場合には、まずは外から使わない歯ブラシなどを使用して清掃。

また、フィルター部分を外すと、配水管の中のゴミが内部に詰まって、水流を防いでいることもあります。
フィルター部分を外して、ゴミが詰まっていないか？確認して、綺麗にしましょう。

ご相談例＝キッチンの蛇口からの水が弱すぎる。
チェック結果＝蛇口のフィルター部分のゴミは阻害するほどではなかったものの、カートリッジ部分に砂が詰まっていて、水流を阻害

もしかしたら、調整（減水）部品がその原因かも知れません。

調整部品がうまく作動しなかったり、そこの穴が詰まっていたりすると、極端に水の出が悪くなります。

それを取り除くこと（取り外して洗浄も可能　ただし再発の可能性あり）で、充分な水圧を確保でき得ます。

詰まり具合が悪化すると、壁の中から異音がしたり（ウォーターハンマー現象）、負荷がかかった配水管を傷め、水漏れの原因ともなりかねません。

また、洗濯機は水圧不足でエラーモードになり、動きを止めてしまいます。エラーモードになった場合には、調整部品が配水管のどこかに入っていないか？要確認です。

調整部品は簡単なもの（下記写真）から、いかにも部品というものまで形状も様々です。

シンガポールは年々節水に関して厳しくなっているため、築浅物件や蛇口等を新たに取り替えしているものには、配水管のどこかに調整（減水・減圧）部品が入っている可能性があります。

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