夜中にブレーカーが落ちたら、電気も消えてしまい、どうしても慌ててしまいます。
冷蔵の中のものも心配ですね。
どう対処するか?あらかじめ頭の中に入れておいてください。
ブレーカーが落ちる原因
まず、ブレーカーが落ちる原因について、簡単に分けると下記が考えれます。
- 電気製品の故障(漏電)
- 電気ワイヤーのショート(漏電)
- 容量電流以上の使用(電流オーバー)
- 雷による一時的なもの(サージ電流・電圧)
- 誤作動(ブレーカーの不具合を含む)
- ブレーカーの燃焼
3と4は、元に戻せばそのまま使用可能です(5の誤作動の場合には、多発するのであれば問題のあるブレーカーの交換が必要)。
6はシンガポールで使用されてある配線用ブレーカーの品質によるものもあります(すべてではありませんが焼けた製品は同じブランドとのこと/弊社立ち合いのもとで行われた工事で電気工から告げられた内容)。
入居時に確認しておくことは、分電盤の位置
新居にご入居時に、どこに分電盤があるかを確認して、家族でその位置を共有しておきましょう。
コンドミニアムによって、分電盤がある場所が異なります。
(例)玄関の横の収納内、シェルター内、洗濯機が置かれてある裏手のバルコニーなど。
お子さんにも情報共有するのはよいのですが、高圧の電気が流れている箇所ですので、ブレーカーが落ちた時などは、大人の手により確認を行うことをお勧めいたします。
分電盤の箱の中には、配線図がありますので、合わせて確認しておくとよいと思います。
緊急時の電灯確保
スマホ以外にも緊急用の電灯を準備しておくこと
お家の決めたところに、緊急用の電灯を置いておきましょう。
スマホでも代用できますが、誰かと話をしながら、そして写真を撮る時にはスマホの光は使えません。
慌てずにまず写真を撮影
どこの何が落ちているか?これはとても大事な情報です。
そのため、ブレーカーが落ちているその状態の写真を撮りましょう。
時々ご相談をうけるのですが、お話をしていても、どのブレーカーが落ちたのかを覚えていない方がほとんどです。
写真を撮っておくと、明確に説明が可能です。
漏電ブレーカー(RCCB Tマークがあるもの)が落ちているケースがほとんどです。
一緒に配線用ブレーカー(MCB)も落ちているとは思いますが、以下を行ってみてください。
- その列のすべての配線用ブレーカー(MCB)をOFFにします。
- 漏電ブレーカーをONにします。
- 順番に配線用ブレーカーをONにしていきます。
- ある配線用ブレーカーをONにしたときに、漏電ブレーカーが落ちたら、それをOFFにして最初からやり直します(問題がある配線用ブレーカーを除いて、繰り返す)。
- 上記にて、問題がある配線用ブレーカーが判明。
- それがどこにつながっているか?分電盤内にある配線図で確認をします。
取り敢えず、該当配線用ブレーカーをOFFにしたままに、他をONにして使用。
冷蔵庫につながる配線やコンセントに問題がある場合
そのままですと、冷蔵庫の中のものが心配ですが、冷蔵庫の移動もなかなか大変です。
こういう時は、延長コードを使って、不具合のないコンセント(他の部屋など)につないで冷蔵庫の冷却を確保します。
お昼ですと延長コードを販売しているお店も開いているはずです(延長コードの長さに注意)。
延長コードがなく入手も難しい夜には、極力冷蔵庫を開けないようにして朝を待ちます(心配なものは、冷やしている保冷剤や氷を入れたクーラーボックスに移しておくのもいいかも知れません)。
専門業者に依頼
ご自身で、もしくはオーナーさん経由で専門業者を呼んで、修理をします。
ちなみに弊社でもこれは可能ですが、修理までご依頼の場合には専門業者とともに伺うため、けっして安くはありません(弊社の通常価格の2倍はかかるとお考えください)。
弊社に原因確認のご相談の場合
ビデオコールでのご相談=30ドル(通常は前金ながら、緊急の場合のみ後払い可能)
訪問してのチェック作業=140ドルから
作業を伴わない訪問確認 90ドルから(訪問チェックの場合には、何かしらの対策をしますので、これはまれなケース)
平日の9時前・17時以降、土持祝日は、+50ドル(ただし特別緊急な場合のみ対応/スケジュールが調整可能な時)
冷蔵庫の電気が落ちている場合には、その旨あらかじめお知らせいただければ、延長コードを持参して電源確保をします。
後日、専門業者をアレンジしての訪問修理をご希望の方は280ドルから(取り換える部品等によって費用が異なります)
過去の工事例:リビングルームの電灯配線の燃焼、分電盤内のブレーカーの燃焼など
ご依頼等は下記から