シンガポールのコンドミニアムでは、バスルームの天井が落下することがあります。
日本から引っ越してこられた方には、ちょっと信じられないかも知れませんが、シンガポールに住んでいる方には、実際に経験した人もいらっしゃるでしょう。
では、この落下の起きる原因は何でしょうか?
バスルームの天井に薄い板が張られる理由
バスルームの天井は、コンクリートからぶら下げられた薄い板になりますが、この天井板を貼るのには、内部に諸々の設備を収納するためです。
- 電気ヒーター・・・・・・ガスを利用しているコンドミニアムはこれはありません。
- 配水管・・・・・・ご自身の使用する上水
- 排水管・・・・・・上の階の下水管
- ライトと電気配線
- エアコン・・・・・・収納型のエアコンが使われている場合
これらがその屋根裏の空間に収納されています。
崩れ落ちるのは、この薄い天井板です。
天井板が落下する理由
天井板が落下するたいていの理由は、水漏れによる板の劣化・板を固定した金属部品(ネジなど)の腐食などです。
この根本原因の水漏れの中でも可能性が高いのは、電気ヒーターの故障と配水管の腐食や接続部分の不具合。
水漏れ→天井板の劣化・固定部品の腐食→天井板の落下
注意する点(目視確認でわかること)
バスルームの天井を見て、
- 天井板の一部が変色している(漏れた水が溜まっていることもあり)
- 天井板の一部にカビが生える(常にその箇所が湿っている証拠)
- 天井板にひびがある(既に板が変形) *下記写真ご参考
これらを確認した時には、要注意です。
これはご入居時にチェックする項目のひとつになります。
新居に引っ越した時には、まずこの点もチェック項目として確認しておきましょう。
もしおかしいと思われる点を見つけたら、ご入居時にオーナーさんサイドに報告・確認しておくと安心です。
*弊社の指摘でオーナーさんサイドに報告。電気ヒーターの故障が見つかり、交換となったケースもあります。
新居チェックサービス(一部地区を除き120ドルから)
ご一緒にご自宅のチェックをいたします。
終了後翌日までに、日本語でチェック内容をメール(メールの本文として記載)いたします。
英語をご希望の場合には、+40ドルとなりますが、翻訳ソフトの利用のしやすいような日本語で箇条書きとして記載しますので、その必要はないと思えます。
費用は、1時間以内120ドル、2時間以内170ドル、3時間以内220ドル
新築や1ベッドルームなどは1時間あれば十分と思えますが、深刻なダメージや複数箇所ある場合には、チェックだけでも1時間を超えることはあります。
簡単なネジ留めなどは行うこともありますが、基本的にチェックのみのサービスです。