ボトルトラップは、日本でよく見る通常のUトラップと異なり、洗面台の排水口からブラシを入れても肝心なところには届かず、清掃ができません。
詰まりやすいとも言えるボトルトラップですが、排水管用の洗剤を流し込んでも、大きな改善が見られない時には(ある程度以上の詰まりになると改善しないのが通常)、分解して清掃するのが基本です。
詰まっているのは、髪の毛・落とした化粧・食べかすなど。
ちなみに洗面台で吐いてしまうと、100%詰まります。
ここでは、清掃方法と分解方法を簡単に説明をいたします。
水がたまる部分の取り外し
A=こちらを取り外す(ねじになっていますので、回すと外れます)。
B=矢印の中に詰まっている髪の毛、食べかす、化粧の油類を取り除く。
(注意)Aが腐食している場合には、外れないこともあります。
Aが外れない場合、またはBの詰まりを取り除いても詰まりが解消しない場合は、全体を取り外します。
全体の取り外し
DIYをやったことのない方は、全体を取り外すとご自身では元に戻せない可能性もありますので、ご注意ください。
1=ネジを緩める。
2=ネジを緩めて、矢印の方向に押し込む。
3=ネジを緩める。
この手順でCを残して他がすべて取り外せます。
すべての部品を外して洗浄します(Aの部分が外れない場合も、それ以外を分解すればおおかたの箇所は清掃可能)。
Cの中まで汚れが詰まっている場合がありますので、それらを取り除きます。
上記をやってもまだ洗面台の水の流れが悪い時、詰まりが解消しない場合、Cから大きな排水溝までの排水管が詰まっている可能性があります。
排水管交換/購入時の注意
ボトルトラップ自体の劣化により、取り替えが必要となれば、新品を購入しなければなりません。
- HDB下などにある道具屋さんで簡単に入手可能なボトルトラップですが、メタル製にはメタル製をプラスチック製にはプラスチック製で交換(メタル製は腐食、プラスチック製は強く締めると空回りするなどの注意点があり)。
- キッチンと洗面台下では排水管の大きさにより、種類が異なりますので、要注意。
- 取り替える時には、Cの排水管は極力取り外さないほうが無難(壁の中の管との接続が雑な工事もあり、取り替えできない可能性あり)。
弊社作業の目安
ダメージ具合と作業時間にもよりますが、1時間140ドル/2時間まで180ドル(取り替えが必要な部品がある時には、別途料金必要)。