住居チェックで気をつける点は2つ
- 修理依頼すべき箇所
- 修理の必要はないながらも、退去時に問題とならぬように、貸主と相互確認すべき箇所
この2つがあります。
明らかな不具合について
明確な不具合で、そのまま使用できない箇所は、確実にオーナーさんサイドに指摘して、修理を依頼しましょう。
現状、大した不具合ではないものの、契約期間中に悪化するあろう箇所も、修理依頼した方が無難です。
気がついた時に修繕しないと、不具合の程度も悪化します。
- 便器の座る部分(体重がかかる箇所)のひび・・・・・・割れた便器をそのまま使用されている方がいらっしゃいますが、便器はお皿と同じものだと思ってください。座っている時に、割れたら、その上に倒れることになり、大怪我をします。
たいていは髪の毛のような目立たないひびですが、数回手で触ってもバリを感じるほどにずれがあったものもありました。
弊社のスタッフが便器にアプローチする時には、かならずチェックいたします(見落としがないとは言えませんが)。 - 便座のがたつき・・・・・・特に特殊形状の便座は要注意です。割れると数百ドルするものもあります。便座下のクッションのゴムはついていますか?便座を留めている箇所が緩んで、ぐらぐらしませんか?
- 蛇口のぐらつき・・・・・・シンク下への水漏れ。カビの発生(異臭の原因)。シンク棚の腐食が進みます。シンク下の木材の腐食があるキッチンも少なくはありません。
- 電気スイッチやコンセントの不具合
入居されたら、すべてのスイッチとコンセントをチェックしましょう。 - スライドドアのひっかかり・・・・・・過去にはドア枠の傷の弁償費用を求められた方がいます。
- ドアとドア枠との接触・・・・・・ドア枠の傷が生じます。
- 水漏れ・・・・・・カビの発生(異臭の原因)。木材の腐食に繋がります。
- ウッドフロアの浮き上がり・・・・・・よくて現状維持、何かしらの原因がある場合には、悪化します。
など
問題(ヒビや傷など)があるが使用できる箇所
床の傷などは、入居時には既にあったものだということを互いに認識、自分でつけていないことの相互確認が必要です。
相互確認を怠ると、退去時にその傷をつけたと言われて修繕費用を求められても、打つ手がありません。
傷が入居時には既にあったことを文面(写真付き)で、オーナーさんサイドと相互確認しておきましょう。
床の傷やシミ、タイルや床石のヒビなどが、その典型的な例となります。
ただ、(水周りのドアの表板の盛り上りなど)劣化が進む部分は、傷みが大きく悪化することもあります。
入居時に修理しない場合には、劣化が進んでも、それはテナントサイドの責任でないことも確認しておくことも必要であろうかと思います。
弊社のチェックについて
可能な限り、細かいところまで確認(チェック時は荷物搬入前が理想)します。
退去時にもオーナーさんによっては、そういうところまで見ない方もいらっしゃるかも知れません。
ただ、退去するまでは、相手がどういう方かわかりません。
チェック後に確認事項のあまりの多さに憂鬱に思われる方もいらっしゃるようですが、最悪のパターンを考えてやることをやり、あとは楽観的に考えるという思考の転換も必要だろうと思います。
また、どれだけ細かくチェックしても、見落としや住んでから気がつく点もあるはずです(住居は結局のところ、住んで気がつく点も多くあります)。
このため、ご依頼された方には、そのチェックの終了後に気なる点がありましたら、随時WhastAppやメールなどでご相談可能なのが弊社のサービスです(基本的に無料)。
追加のご相談が有料になるケースは、その旨を前もってお伝えしますので、ご安心ください。
オーナーさんとの交渉は感情的にならずに淡々と!
シンガポールに住む諸先輩やSNSなど、他人から酷いオーナーさんの例を聞いて、皆がそういう人だと身構えて最初からケンカ腰になる方もいらっしゃいます。
しかしながら、オーナーさんもそれぞれです(私も過去に3軒程コンドミニアムを賃貸して住みましたが、2軒は気持ちよく対応してもらえました)。
入居時には不具合の修理を拒否されながらも、納得いかずに弊社にご依頼。
↓
弊社のチェックにより不具合の原因判明。
↓
結果をオーナーさんに説明をして、「ああそういうことか」と納得されて修理
こういうケースもあります。
また、オーナーさんサイドの不動産屋さんがオーナーさんに説明しておらず、知らなかったというケースもあります(オーナーさんがシンガポール在住でない場合など連絡が遅いケースもあり)。
主張すべきことは主張すべきですが、感情的にならないこと、オーナーさんサイドとの交渉は、淡々と冷静に行うことをお勧めいたします。
ご依頼は下記のページをご参考に!